小林勇輝
2022年6月18日19:00
小林勇輝(現代美術家・パフォーマンスアーティスト)は、1990年東京生まれ。08年ハワイ州立大学附属カピオラニココミュニティーカレッジに在学。10年に渡英し、14年ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ学位課程卒業後、日本人として初めてロイヤル・カレッジ・オブ・アート、パフォーマンス科に入学、16年修士課程終了。自身の身体的を中性的な立体物として用い、性や障害、人種的な固定概念に問いかけ、自由と平等の不確かな社会コードを疑い人間の存在意義を探るパフォーマンス作品を中心に、国内外の美術展、舞台、フェスティバルやワークショップに多数参加。主なプロジェクトとして、NGBSというキャラクターに扮してパフォーマンスやマルチメディア作品を制作する”New Gender Bending Strawberry”(2012-)や、スポーツ社会に蔓延するせいや人種差別をテーマとして”Life of Athletics”(2014-)、男性性の可視化、暴力性、多数派の持つ融雪性というリスクと社会的責任のアプローチから、生きたまま画面上に現れる小林の精子を身体の延長上としてパフォーマンスを行いジェンダーの中立性を試みる作品”I or Another”(2020-)などがある。また、2019年よりパフォーマンスアートを主体としたプラットフォーム『Stilllive(スティルライブ)』を設立、主宰する。主な展覧会に「Experiment Film and Video Festival in Seoul: EX -Live」(MMCA, National Museum of Modern and Contemporary Art, Seoul, South Korea, 2021)、「小林勇輝 Art Works 2012-2021」(個展, TAV Gallery, 2021)、「居場所はどこにある?」(東京芸術大学大学美術館陳列館,2021)、「Tokyo Tokyo FESTIVAL Special 13 | TOKYO REAL UNDERGRAOUND」(旧博物館動物園駅,2021)、Venice International Performance Art Week (EUropean Cultural Centre / Plazzo Mora & Palazzo Michel・ベネチア)、「Life of Athletics」(個展, VACANT, “Dance New Air 2018)、「アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2018」(ダッカ・バングラデシュ)、「マリーナ・アブラモヴィッチ回顧展”The Cleaner”」(アーツカウンシル東京 東京芸術文化創造発信助成, ドイツ連邦共和国美術展示館, ボン・ドイツ, 2018)、「共に行動すること:オノヨーコ&リクリット・ティラバーニャ」(ASAKUSA,2016)、「ダダ100周年フェスティバル」(スパイラル, “Stilllife with Nigel Rolfe” 名義, 2016)、「Fluxus Water Pieces – Yoko Ono event scores from the collection “Grapefruit”, 1964.」(White Cube Gallery, ロンドン・UK, 2015)などがある。